- かんにん
- I
かんにん【堪忍】(1)人のあやまちを我慢して許すこと。 勘弁。
「ならぬ~するが~」「どうか~して下さい」
(2)不利な立場や困難な状況を堪え忍ぶこと。「東西より是を攻めば, 将軍京都には一日も~し給はじ/太平記 19」
(3)経済力。 また, 生活費。「誹諧の点して味噌塩の~を求め暮らしぬれども/浮世草子・好色万金丹」
~は一生の宝堪忍を自分の宝として生涯大切にすべきであるということ。IIかんにん【官人】(1)官吏。 役人。 かんじん。(2)律令制で, 諸司の主典(サカン)以上六位以下の役人の総称。(3)平安時代, 六衛府など諸司の判官(ジヨウ)以下の, 比較的下級の官吏。 特に, 近衛府の将監以下の称。 かんじん。IIIかんにん【寛仁】年号(1017.4.23-1021.2.2)。 長和の後, 治安の前。 後一条天皇の代。IVかんにん【還任】⇒ げんにん(還任)
Japanese explanatory dictionaries. 2013.